ヘルスケア

肥満でも健康な人が多い?

生活習慣病を引き起こす危険性を高める原因になると言われているのが肥満で、日本人は男性が約3割、女性は約2割の人が肥満体型とされています。
男性の場合は40代以降から肥満体型の人が増えて、いわゆるメタボリックシンドロームと健康診断で指摘される人が急増するという傾向があります。
女性の場合は年齢が上がるとともに肥満体型の人が増えてきて、70歳以降になると最も肥満体型の人が多くなります。

年齢を重ねても若い頃と同じような生活習慣を続けていては肥満体型に近づいてくるのもある意味仕方がないことかもしれません。
人間は年齢を重ねると次第に代謝機能が低下するため、今までと同じ食生活や運動習慣のままでは代謝しきれない余分なエネルギーが残ってしまい、これが脂肪へと変わる原因になるのです。
脂肪が蓄積されるほど生活習慣病のリスクが高くなって健康にも大きな影響を及ぼることになり、場合によっては命を落とすこともあります。
だからこそ、肥満体型を改善することが大切だと言われていますが、実は肥満でも健康体という方が意外と多いようなのです。

肥満の半数が健康という事実

肥満大国とも言われるほど肥満者が多いことが問題視されているアメリカで調査を行ったところ、肥満体型に属する人のうち約半数は代謝的に健康であるという結果が出たそうです。
しかも、肥満体型ではない標準体型の方のうち約3割が代謝的に問題ありという結果が出たそうです。
アメリカ政府が実施した全米健康栄養調査に基づく分析結果なので正確な内容であると考えることができます。

この結果を受けて、自分は肥満体型でも代謝的に健康なら問題ない!と喜んで肥満体型を改善しようともしないまま今までと同じ生活を続けているのは非常に危険です。
これはスウェーデンで行われた研究結果によるものですが、肥満でも健康とされていた人を対象にして長期観察を実施した結果、代謝的に不健康でも痩せているという人と比較すると肥満体型の人は早死するリスクが約3割も高いことがわかっています。
イギリスでも同様の調査を行った結果、5年以内に高血圧や糖尿病といった生活習慣病を発症しているそうです。

つまり、肥満でも代謝的に健康と判断された人は、一時的に代謝的に健康と判断されただけに過ぎず、肥満体型のまま過ごしていると健康を損なう可能性は非常に高いことがわかります。
肥満体型いわゆるメタボリックシンドロームは、確実に体を蝕む原因になると考えて、今すぐにでも肥満を改善する努力を重ねることが必要になると考えられます。
肥満になった原因である生活習慣を改善することが第一歩になりますので、少しずつでも良いので規則正しい生活を心がけるようにしてください。