投稿者: sateyan

  • 大阪高齢者大学で見た、学び続ける人の元気の秘密

    大阪高齢者大学で見た、学び続ける人の元気の秘密

    今年から、大阪高齢者大学に通い始めました。

    最初は正直、「シニア向けのカルチャースクールのようなものだろう」くらいの軽い気持ちで参加しました。ところが実際に通ってみると、想像していたのとは全く違う景色がそこにありました。

    驚くほど多彩な学びのラインナップ

    まず驚いたのは、学べる科目の幅の広さです。歴史や文学といった定番の教養科目はもちろん、パソコンやスマートフォンの使い方、健康体操、園芸、語学、さらには時事問題を語り合う講座まで、実に多彩なメニューが揃っています。

    「もう歳だから今さら新しいことを学んでも」と思う方もいるかもしれません。しかし大学に集まる方々を見ていると、そんな遠慮は全く不要なのだと気づかされます。80代の方がタブレットの操作を熱心にメモを取りながら学んでいたり、70代で始めた語学を何年も続けている方がいたり。年齢は学びを始める理由にも、やめる理由にもならないのだと、通うたびに教えられます。

    学べる科目のアイコン(歴史・美術・パソコン・園芸・音楽・語学)

    「学び」以上に大きかった、仲間との出会い

    そしてもう一つ、通ってみて強く感じたのが「仲間ができる」ことの価値です。

    同じ科目を選んだ人同士は、当然ながら興味や関心が近い。授業の合間の何気ない会話から意気投合し、一緒にお昼を食べたり、授業以外でも交流を続けたりしている方々をたくさん見かけます。定年退職後、仕事を通じた人間関係が減っていく中で、新しい仲間ができるというのは、想像していた以上に大きな意味を持つのだと感じました。

    ベンチで語り合うで2人

    学ぶ内容そのものはもちろん有意義です。ですが、それ以上に「同じ興味を持つ人たちと定期的に顔を合わせる場所がある」ということが、日々の生活に張りを与えてくれているように思います。

    全国にもある「高齢者の学び舎」——主要都市の一覧

    実はこうした「高齢者のための学びの場」は、大阪だけでなく全国の主要都市にもあります。せっかくなので、いくつか調べてみました。

    施設名所在地対象年齢受講期間主な費用
    大阪府高齢者大学校大阪府公式には年齢の明記なし(60代以上が中心)
    通年1年・全36回/短期あり

    通年60,000円、短期16,000〜24,000円

    神戸市シルバーカレッジ

    兵庫県神戸市

    57歳以上

    3年間

    入学金6,000円+年70,000〜77,000円

    京都シニア大学

    京都府

    55歳以上

    学期制

    入学金10,000円+授業料 学期26,500円程度
    名古屋市鯱城学園
    愛知県名古屋市

    60歳以上

    2年間

    年間48,000円

    横浜シニア大学

    神奈川県横浜市

    概ね60歳以上

    年度単位
    会員1,000円/非会員3,000円

    ※金額・対象年齢・募集内容は年度によって変わります。参加を検討される際は、必ず各施設の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。

    こうして並べてみると、同じ「高齢者のための学びの場」でも、運営主体によって性格がかなり違うことが分かります。大阪・神戸・京都のように専門的なNPOや財団が運営するタイプは、費用はやや高めですが2〜3年かけてじっくり学べるカリキュラムが組まれています。一方、横浜シニア大学のように地域の老人クラブ連合会が主催するタイプは、費用が数千円程度と手頃で、より気軽に参加しやすい印象です。

    大切なのは金額の高い・安いではなく、「自分の街にも、こうした場所がある」ということ。まずはお住まいの自治体や社会福祉協議会に問い合わせてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

    何歳からでも、学びは始められる

    大阪高齢者大学に通い始めて感じるのは、学び続けている方々の表情の明るさです。新しいことを知る喜び、それを誰かと分かち合える喜び。この二つが重なったとき、人は年齢に関係なく生き生きとしてくるのだと、身をもって実感しています。

    もし「今さら学び直すなんて」とためらっている方がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいと思います。教室には、同じように新しい一歩を踏み出した仲間が、きっと待っています。

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